タイキ工業株式会社が開発した「オゾン旋回洗浄工法」は、従来工法にない高い洗浄能力を持ちます。日本をはじめ、アメリカ、中国、オーストラリアで特許取得済みのこの新工法と従来工法の違いについてご紹介します。
これまで普及してきた排水管洗浄の工法には、スネークワイヤー工法、高圧水洗浄工法などがあります。
ワイヤーを回転させながら、排水管内部を清掃する工法です。
[問題点]
- 小さな管径にしか対応できない(大きくなると洗浄不能)
- ノズルに重さがあるため、管の底を進行させる際、管内の付着物を完全に取り除けない
- 管内に傷を作りやすい
高圧の水を吹き付けることで、管内を清掃する工法です。
[問題点]
- 高すぎる水圧で、管内に削れが生じることがある
- 室内配管など細い箇所では、細いホースを使用しなければならず水量が足りない
- 自重で管底を進行させるため、管内の付着物を完全に取り除けない
- 直線的にしか進められず、汚れを完全に落とせない
【いずれの工法にも共通した問題点】
- ホースが直線的に進行するため洗浄が偏り、管内の付着物を完全に取り除けない
- 細い室内枝管から、太い立本管を洗浄できない
- 設備上の制約があるため、屋上伸頂通気管から立本管の洗浄ができない
- ステンレスホースの使用により、管内に傷を作りやすい
- 逆噴射ノズルによる洗浄のため、排水管内の悪臭を室内に引き込む
- 洗浄力が弱いため、ディスポーザによる堆積物が搬送できず取り残してしまうことが多い
- ディスポーザの横引本管は、何箇所も何度も洗浄する必要がありコストがかかる